第八航空軍所属大尉将校服
1942年採用の陸軍将校常勤服。それまで使用されていた
皮ベルトは廃止され、服と同生地の布ベルトが
採用されました。



とてもモダンで美しい制服ですが、
制定後数年でM1944FJ
(通称アイクジャケット)に取って代わられたため、
着用期間は短いです。
しかし、戦後もしばらくは一部の将校が
着用し続けました。


映画『ライトスタッフ』の冒頭、
チャック・イェーガーが音速の壁に挑戦するシーン(1947年)に、
この制服を着用した将校が登場しています。

斜めから。


第八航空軍のパッチを左肩の付けてます。
同部隊は欧州戦線で第三帝国空軍と
熾烈な戦闘を繰り広げ、活躍した部隊です。
米空軍のエースの多くを輩出しています。
前述『ライトスタッフ』に登場する
チャック・イェーガーも、
第8空軍第357戦闘航空群に所属し、
愛機P−51『GLAMOROUS GLENNIS』を駆って11機を
撃墜しています。


映画でお馴染みのB−17『メンフィス・ベル』も
この部隊の所属機です。



左袖下の黄色い傍線は海外勤務章で一本で半年の
海外勤務を示します。
写真のは五本なんで二年半海外勤務ということに

なります。
背面。

シルエットが非常に綺麗です。

 


 

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