陸軍将校用コート
将校用の外套。


元々は予備役歩兵大尉の肩章が付いていたが、
手持ちの砲兵服に合わせるため肩章を付け直してある。



上質な生地が用いられて折、元の階級も考慮するに
戦前に仕立てられたものであると思う。
ついでにいうと予備役だからか腹回りが結構大きい。


戦争が始まると、生地の質やコートの形状も
どんどん変化していき基本的な形は変わらないまでも、
襟と服地が同生地のもので、生地の荒く質の悪いものなどに
変わってゆく。
それらもそれらで末期臭さがタマラナイわけだが、
やはり見栄えの点ではこの形のコートが
一番美しい。


将官を覗き、将校・兵は原則一番上まで釦を
締める決まりになっている。
側面と・背面。


丈の長いコートは後ろのシルエットが美しいと
個人的に思う。
開襟で着用した状態。

騎士十字章受賞者は公式の場でも将官のように襟を開いて
着用することが許された。
外出スタイルを想定して短剣を吊ってみた。

 


 

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