ひとくちにM36型将校服といいましても、
私費でまかなわなければならなかった将校さんの制服は、
時代や仕立てるテーラーに応じてその形も様々。
今回はそのウチの何パターンかを紹介。
(右から)こなたが着ているのが四つポケ五つボタンの、、最もオーソドックスな『陸軍型』
真ん中つかさの着ているのは6ボタン4つポケ制服。6ボタンのM36型は親衛隊に多かった。
ちなみに下のポケットが切り込みタイプは『ライヘル』型と呼ばれる。
有名な着用者では、ワルシャワ・ゲットー鎮圧時の指揮官、
ユルゲン・シュトロープSS少将兼警察指導者がいる。
かがみが着ているのは、野戦用のM36型将校服で、
官給品のM36野戦服に将校の徽章を取り付けたものが主だが、
わざわざ襟を張り替えたり、わざわざテーラーで仕立てる将校もいたようだ。